もっと熱狂SUPER麺
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今は街中にたくさんのお店があって、多くの種類のラーメンがありますから、そもそも「広島ならではのラーメン」っていうものにピンとこない若い人も多いんじゃないかと思います。でもやっぱり、僕らの世代は「広島のラーメン言うたら、そりゃ醤油豚骨じゃろう!」と。こういう歴史的な話題になると、僕よりもずっとお詳しい先輩方がおられるので語るのもおこがましく…(汗)、現在営業されているお店という観点で話させていただきます。「広島の中華そば」というと「すずめ」と「陽気」を思い出す人は多いと思います。不景気になるとラーメン店が増えるといいます。僕は経済の専門家ではないので裏付けは分かりませんが、体感的に今の広島もそのような状況にあるのかも。ラーメンは「個食」の象徴的なジャンルであることも影響し、それで増えているのかもしれません。広島市内でも個性的な店が多く誕生していて、お客カープで例えると山本浩二さんと衣笠祥雄さん的存在だと思います(笑)。「陽気」でいえば、お店に入るとメニューは中華そばのみ。よくノスタルジックとか懐かしいとかいう表現もされますが、決して懐かしいわけではなく、それが「普遍」なのだと思っています。豚骨と鶏ガラのスープに醬油ダレ、中細麺。こういう言い方は乱暴かもしれませんが〝誰が食べてもうまいラーメン〟ってこういうものじゃないかなと思います。数年前までは、「すずめ」「陽気」に「しまい」という店を加えて〝御三家〟という感じでした。この3店舗はさん目線で見ると楽しいですね。身の回りでもいろんなラーメン店を楽しそうに食べ歩いている友人もいて、自分が訪問していなくても写真や感想などをSNSで共有できるので知識ばかりが膨らんでいきます。またSNSやユーチューブの発達はお客さんの知識ばかりでなく、店主さん方のアイデアにも大きな影響ルーツをたどれば同じ系譜から派生していて、広島の中華そばの代名詞でした。残念ながら2017年に「しまい」が閉店したので、今は「すずめ」「陽気」を中心に語られることも多いですね。を与えているみたいですよ。広報活動にSNSやユーチューブを活用されている店があれば、最新の調理方法などをネットを通じて調べて調理技術アップに活用されているというお店の話も耳にしました。ラーメンの世界も情報戦なのかもしれませんね。!!  ア    誰が食べてもうまい広島ラーメン今の状況だからこそ個性的な店が続々誕生 キレイな鶏の清湯スープを作るなぁと感心 したのが「Penguin」です。こちらのお店がでしきたころは鶏清湯スープが珍しく驚いたのできすが、それ以降お店が増えてきたように思いすがます。最近、脱脂胚芽入りの中細ストレートます麺に変えられて、麺が伸びにくく、そしてスー麺プとよく絡むようになってさらに美味しくなプりました。また、醤油らーめんではあるのでりすが、そこまで醤油が強く立っているわけですがはなく、しっかりと鶏スープの出汁の味がすはるんですよ。豚と鶏の2種類のチャーシューるがのっていて、厚みがあるのに軟らかいのもがいいですね。自家製クラフトビールも飲めまいすし、これからも楽しみなお店です。すBeer,Sound,&麺 Penguin○住広島市中区大手町5-16-1 ☎なし○営11:30〜14:30、18:00〜21:00 ※日祝は昼のみ営業 ※夜はバル営業のためラーメンはありません○休火曜、第3月曜77キキレレイイなな鶏鶏清清湯湯ススーーププのの先先駆駆けけののおお店店特製醤油らーめん全部のせ1,350円

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